ことし1月の能登半島地震では北海道から九州の日本海側で津波が観測され、気象庁は発生直後の現地調査の結果を速報値として発表しています。

このうち新潟県上越市の海沿いにある船見公園では漂流物から、津波が駆け上がった高さ=遡上高(そじょうこう)が5.8メートルに達していたと発表されています。

その後、気象による影響を取り除くなどデータの精査を進めたところ遡上高は0.1メートル高い5.9メートルだったことがわかったということです。

能登半島地震で気象庁が確認している津波の遡上高としては最も高い値です。

このほか新潟県の観測点では、佐渡市羽茂港で津波の浸水した高さが速報値より0.1メートル低い3.7メートルでした。

また、石川県での津波の浸水した高さは、能登町の白丸で4.7メートル、次いで、珠洲市飯田港で4.3メートルで、いずれも速報値と変わりませんでした。

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