宮城を訪れた観光客「熱波に近い感覚」「宮城こんなに暑いとは」
宮城県白石市では午前中から気温が上がり、観光名所の白石城でも日ざしを避けてベンチで休む人や日傘をさして歩く人の姿も見られました。
埼玉県から訪れた70代の男性は「きょうは暑すぎて観光気分じゃないです。昔は9月というと涼しかったのですが、きょうは熱波に近い感覚なので倒れないようにしないとと思います」と話していました。
東京都から訪れた50代の女性は「日ざしは弱いのですが、汗をかくのでまだまだ暑いですね。朝晩だけでも早く涼しくなってほしいです。宮城県がこんなに暑いとは思わなかったです」と話していました。
大阪府から訪れた30代の女性は「すごく暑くて水分補給しながら観光しています。最近は涼しくなってきたと思っていましたが、まだまだ夏の空ですね」と話していました。
全国のアメダス 152地点で猛暑日に
気象庁によりますと11日は高気圧に覆われて各地で気温が上がり、日中の最高気温は大分県日田市で37.8度、埼玉県鳩山町で37.2度、福岡県久留米市や島根県益田市で37度ちょうどと、それぞれ平年を7度から8度程度上回っています。
岩手県釜石市は36.4度と、ことし最も高くなりました。
猛暑日となったのは、全国のアメダス914地点のうちおよそ6分の1に当たる152地点に達しました。
また、岩手県釜石市など31地点では、9月として、統計を取り始めてから最も高いか過去最高に並ぶ気温となりました。
12日も各地で猛暑日の見込み 厳しい残暑は来週も
12日も気温は上がり、日中の最高気温は大分県日田市と福岡県久留米市で37度、埼玉県熊谷市や京都市で36度、東京の都心や大阪市で35度などと、各地で猛暑日が見込まれています。
千葉県、和歌山県、広島県、鳥取県、香川県、福岡県、大分県、長崎県、熊本県、宮崎県では熱中症の危険性が極めて高まるとして、気象庁と環境省は「熱中症警戒アラート」を発表しています。
気象庁によりますと、厳しい残暑はこのあとも続き、東日本では来週16日にかけて、西日本では17日ごろにかけて、35度以上の猛暑日になるところがあると予想されています。
熱中症対策を続けるようにしてください。
大気不安定で非常に激しい雨も 11日夜遅くにかけ注意を
一方、東日本と西日本を中心に暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、内陸部を中心に雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降っています。
午後6時までの1時間に栃木県那須烏山市で39.5ミリ、徳島県三好市池田で35.5ミリの激しい雨が降りました。
土砂災害や低い土地の浸水、急な河川の増水に十分注意してください。
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