台風のたまご=熱帯低気圧が発生へ 発達すれば14号に

気象庁が発表した予想天気図(15日21時)では、フォリピンの東とマリアナ諸島付近に「TD」の表記が見られます。TDは、「台風のたまご」と言われる「熱帯低気圧」を示しています。この時点でフィリピンの東の熱帯低気圧は998ヘクトパスカル、マリアナ諸島付近の熱帯低気圧は1002ヘクトパスカルと予想されています。

気象庁の予想天気図(15日21時)一部加工

16日21時の予想天気図では、フィリピンの東の熱帯低気圧は998ヘクトパスカル、マリアナ諸島付近の熱帯低気圧は1000ヘクトパスカルと予想されています。現時点でどこまで発達するかは分かっていません。

気象庁の予想天気図(16日21時)一部加工

画像で掲載している17日(火)から20日(金)にかけての雨・風シミュレーションでは、フィリピンの東から渦をまく風と雨雲が北よりに進む予想です。19日には風速20メートル以上と予想されていて、台風として北上してくる可能性があります。発生すれば台風14号となります。

雨・風シミュレーション 18日午前9時

いっぽう、その東側からも渦を巻く風と雨雲が北上してきます。こちらは熱帯低気圧のまま北上してくるかもしれませんが、台風にならなくても油断はできません。秋雨前線を刺激し、日本列島に大雨を降らせるおそれがあります。20日午前9時の雨・風シミュレーションでは、西日本から東日本にかけて発達した雨雲が予想されています。21日から23日にかけての次の3連休に影響するかもしれません。

秋雨前線を刺激し大雨のおそれ

2つの熱帯低気圧が台風まで発達するのかや、進路はまだ不透明です。気象庁から発表される今後の情報に注意してください。

17日から20日にかけての雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

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