大型の台風14号「プラサン」は15日午後9時、マリアナ諸島付近をゆっくりとした速さで北へ進んでいます。

気象庁によりますと、15日午後9時に発生した台風14号はゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心の東側800キロ以内と西側500キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

▼台風の中心は12時間後の16日午前9時にはマリアナ諸島の半径75キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

▼24時間後の16日午後9時にはマリアナ諸島の半径105キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。

▼48時間後の17日午後9時には日本の南の半径185キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

▼72時間後の18日午後9時には東シナ海の半径260キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。台風の中心が予報円に入る確率は70%です。この方面の船舶は十分警戒してください。

台風14号「プラサン」名前に由来は…

日本気象協会tenki.jpによりますと、台風14号の名称「プラサン」はマレーシアが用意した名前で「果物の名前」に由来しています。

台風の名前は「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。

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