大型の台風14号は、午前9時にはフィリピンの東海上にあって、時速30キロで北西に進んでいます。

中心気圧は996ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっていて、北東側600キロと南西側440キロ以内では、平均風速15メートル以上の強風域を伴っています。

台風14号は、今後加速しながら北西に進み、18日に奄美地方・沖縄地方に最も接近するおそれがあります。

台風13号(17日午前9時に華中で熱帯低気圧化)が進んだ経路に似ているものの、少し南寄りを進み、18日夜のはじめ頃、沖縄本島地方に最も接近する見込みです。

【波の予想】

18日を中心に波が高く、大しけとなる所がありそうです。

予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)

17日 沖縄地方 4メートル
18日 沖縄地方、奄美地方 6メートル
19日 沖縄地方、奄美地方 5メートル

【風の予想】

奄美地方や沖縄地方では、19日にかけて強い風や非常に強い風が吹く所があるでしょう。

予想される最大風速(最大瞬間風速)

18日 沖縄地方、奄美地方 20メートル(30メートル)
19日 沖縄地方 18メートル(30メートル)
   奄美地方 15メートル(25メートル)

【雨の予想】

18日午前6時までに予想される24時間雨量は、多い所で
沖縄地方 50ミリ

その後、19日午前6時までに予想される24時間雨量は、多い所で
奄美地方 150ミリ、沖縄地方 100ミリ

その後、20日午前6時までに予想される24時間雨量は、多い所で
奄美地方 100ミリ、沖縄地方 50ミリです。

沖縄地方や奄美地方では、うねりを伴った高波に警戒し、強風、高潮、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

【フィリピン近海に台風の卵も】

午前9時現在、南シナ海に発達中の熱帯低気圧があって、今後24時間以内に台風となる可能性があります。

この熱帯低気圧は今後、西に進み、22日には再び熱帯低気圧に変わる見込みです。日本への影響はないとみられます。

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