東北地方にある前線が19日に南下するほか、20日にはこれとは別の前線が日本海から東北地方にのびる見込みです。
これらの前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みで、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるとして、気象庁は西日本から東北地方では20日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けています。

気象庁によりますと、東北地方付近には前線がのびていて、東日本に南下したのち、次第に不明瞭となる見込みです。その後、これとは別の前線が20日、日本海から東北地方にのびるとしています。
これらの前線に向かって、東シナ海にある台風14号や太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込んで、前線付近を中心に西日本~東北地方の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

気象庁のホームページより

所によっては雷を伴い非常に激しい雨となるとして、気象庁は西日本~東北地方では20日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼び掛けています。

また22日頃には低気圧が日本の東に進み、前線が東日本から西日本付近にのびて、北日本から西日本の前線に近いエリアでは、前線の活動の程度によっては“警報級の大雨”となる恐れがあるとしています。

前線は23日から24日にかけて本州の南に南下するものの、25日から26日にかけてふたたび北上して東日本から西日本の南岸付近に停滞する見込みです。
そのため、3連休となる21日(土)~23日(月・祝)なども含め、今後は曇りや雨の日が多くなりそうです。

連日、猛暑日となっているエリアでも、今後ひと雨ごとに気温が下がり、季節が進んでいきそうです。今後の気象情報に注意してお過ごしください。

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