台風10号は非常に強い勢力で九州に近づき、先月29日に鹿児島県に上陸したあと、西日本をはじめ、台風から離れた東日本の太平洋側でも記録的な大雨をもたらしました。

浸水や土砂災害のほか竜巻などの突風による被害も相次ぎましたが、政府は農地や農業施設などの復旧にかかる費用の見込み額が基準を上回ったとして「激甚災害」に指定する見込みになったと発表しました。

対象は台風10号による被害を受けた全国の各地域で、復旧にかかる費用のうち国の補助率が引き上げられることになります。

また、土砂災害や浸水被害が起きた宮崎県の美郷町と椎葉村では、道路や河川など公共土木施設の復旧にかかる費用の見込み額も基準を上回ったとして「局地激甚災害」に指定される見込みとなりました。

復旧にかかる費用のうち国の補助率が引き上げられ、支援を受けられるようになる見通しです。

松村防災担当大臣は「財政面や資金面に不安を抱かず災害復旧に取り組んでほしい」と話しています。

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