秋雨前線「台風14号の雨雲」取り込み活発化 西日本から東北で大雨へ

秋雨前線と低気圧の影響で大雨となっている所があります。また、大陸に向かった台風14号がUターンして日本に向かう進路をとっています。台風は温帯低気圧に変わる予想ですが、油断は禁物です。秋雨前線は、台風14号から変わった温帯低気圧の雨雲を取り込んで活発化します。活発になる秋雨前線だけでなく、日本海に発生する低気圧も加わって、3連休は九州から近畿、関東、東北など広い範囲で大雨となり、警報級の大雨になるところもありそうです。連休明けも前線や低気圧の影響で雨が続く予想です。3連休を含む26日(木)までの雨シミュレーションは画像で掲載しています。

22日の雨・風シミュレーション 26日までの画像は後ろに掲載

台風14号がUターンし温帯低気圧に 西日本~東北で警報級の大雨

20日(金)夜に前線上の日本海西部で新たに低気圧が発生し、21日(土)にかけて日本海を東に進む見込みです。東北地方や北陸地方では21日(土)にかけて、大雨となる所があるでしょう。

21日(土)の予想天気図では、秋雨前線が日本海から本州の真ん中付近を横切って、太平洋にのびる予想です。秋雨前線は23日(月)ごろにかけて次第に南下する見込みで、九州北部地方でも大雨になるおそれがあります。

22日(日)は、台風14号から変わった温帯低気圧が、発達しながら日本海から三陸沖に進みます。東北地方から西日本の広い範囲で、警報級の大雨となるおそれがあります。3連休を含む26日(木)までの雨シミュレーションは画像で掲載しています。

台風14号から変わった温帯低気圧が発達しながら日本海から三陸沖に進む

気象庁の雨の予想詳しく

[雨の予想]
▼20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量
  東北地方   120ミリ
  北陸地方   120ミリ
  九州北部地方 180ミリ

▼その後、21日18時から22日18時までに予想される24時間降水量
  東北地方      150ミリ
  北陸地方      120ミリ
  東海地方      150ミリ
  近畿地方      200ミリ
  四国地方      200ミリ
  九州北部地方    150ミリ

[防災事項]
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。大気の状態が不安定で、ひょうが降るおそれもあります。気象庁や地元気象台から発表される気象情報に注意してください。

3連休を含む26日までの全国の雨シミュレーションは画像で掲載しています。

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