長い長い猛暑から一転、秋雨前線の影響で広島県内もぐずついた天気が続きそうです。秋雨前線は、停滞前線のひとつで、冷たい空気と暖かい空気がぶつかってできます。

停滞前線には、耳なじみのある「梅雨前線」も含まれます。「秋雨前線」も「梅雨前線」も原理は似ていて、季節の変わり目の時期に、南の暖かい空気と北の冷たい空気の境目にできます。それぞれの空気の押し合いで、南北に行ったり来たりしながら、日本列島付近に停滞します。

梅雨前線は、春の空気よりも夏の空気が優勢になって北に押し上げられますが、秋雨前線は、夏の空気よりも秋の空気が優勢になって南に押し下げられます。

ここまで続いていた異常な残暑の期間には、上空の強い勢力の高気圧のため夏の空気が充満していましたが、今後は秋の空気に入れ替わり、気温も落ち着いてくる見込みです。ただ、平年にくらべると高い傾向は続きます。また、朝との気温差も大きくなってきます。無理をせず過ごしていきましょう。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。