金沢地方気象台によりますと、能登では、線状降水帯による猛烈な雨が続いています。きょう日中は、線状降水帯が発生して 大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるということです。
気象庁は、午前9時17分に「記録的短時間大雨情報」を石川県へ発表しました。午前9時10分までの1時間に、輪島市中部付近で約120ミリの猛烈な雨が降ったことが、気象庁の雨量計観測、もしくは気象レーダー解析で分かりました。
【各地の雨量】
<輪島>
▼午前9時22分までの1時間雨量 121ミリ(観測史上最大)
▼午前10時までの3時間雨量 191ミリ(観測史上最大)
<珠洲>
▼午前9時59分までの1時間雨量 76ミリ(観測史上最大)
▼午前10時までの3時間雨量 101.5ミリ(9月の観測史上最大)
これまでに降り続いた大雨で、災害発生の恐れが高まっています。
ただちに身の安全を確保してください。
<避難について>
特に崖や川の近くなど危険な場所にいる方は、地元市町村が避難情報を発表していないか確認し、状況に応じてただちに「立ち退き避難」や「屋内安全確保」など、適切な避難行動をとってください。
また、市町村が定めた避難場所などへ避難することがかえって危険な場合は、崖や沢から少しでも離れた頑丈な建物や、少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保してください。
避難する際は、特に土砂災害に対しては、自宅や今いる場所の外に出て、市町村が定めた近くの指定緊急避難場所や、安全な場所にある親戚や知り合いの家、ホテルなどへ行く「立ち退き避難」が原則です。
なお、洪水や高潮に対しては、ハザードマップなどを参考に、屋内で身の安全を確保できるかを確認したうえで、自らの判断で安全な上の方の階に移動するか、安全な上層階に留まる「屋内安全確保」も可能です。
また、富山県では、あす夕方にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。あす朝から昼前にかけて強風に注意・警戒してください。あす日昼前にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
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