国土交通省や消防によりますと、21日午前9時半ごろ、輪島市門前町の国道249号線、「中屋トンネル」の北側の入り口付近で土砂崩れがあったと連絡があり、能登半島地震の復旧工事にあたっていた作業員3人と連絡が取れず安否が分からなくなっているということです。

警察と消防は土砂崩れに巻き込まれた可能性もあるとみて捜索していましたが、二次被害が想定されるとして21日夜、いったん中断しました。

捜索は22日朝早くから警察や県内外の消防、それに自衛隊などあわせて160人の態勢で再開される予定でしたが、このあと大雨が見込まれることから、再開は午前11時ごろになる見込みだということです。

このトンネルの周辺では、南と北の入り口付近の数か所で土砂崩れが相次いでいて、捜索活動は被害が比較的少ないとみられるトンネルの南側から重機を使って土砂を取り除くなどし、現場の状況や天候を見ながら、北へ進めていくということです。

「中屋トンネル」とは

国土交通省能登復興事務所によりますと「中屋トンネル」は輪島市の門前町と市街地を結ぶ全長1.3キロの国道のトンネルです。

ことし1月の能登半島地震で天井が崩落するなどの被害が出て通行止めになっていて、今月25日の通行再開に向け、工事を行っていたということです。

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