石川県では今月21日から22日にかけて大雨の特別警報が出され記録的な大雨となり、各地で河川の氾濫や土砂崩れが相次ぎました。

この大雨で、これまでに輪島市で9人、珠洲市で2人のあわせて11人の死亡が確認されています。

また、いまも連絡が取れず安否が分かっていない人などがいて、輪島市久手川町の塚田川周辺では26日も警察や消防、自衛隊がおよそ430人態勢で捜索にあたりました。

この周辺では住宅4軒が流され、中学3年生の喜三翼音さんなどの安否がわからなくなっています。
消防や警察などは27日も捜索を行うことにしています。

一方、石川県などは行き来が難しい地区の孤立状態の解消を急いでいます。

一時200人以上が孤立した輪島市七浦地区では25日、行き来ができるようになり孤立状態は解消されましたが、停電や断水が続いているため26日から希望する住民の集団避難が始まりました。

ただ県によりますと、26日午後4時の時点で依然として輪島市と珠洲市の3地区4か所と行き来が難しく、あわせて42人が孤立状態にあるということです。

県などは、地区に通じる道路の通行の安全を確保するため、崩れた土砂を取り除く作業などを急ぐことにしています。

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