日本の南には台風17号・18号が発生し、北上しています。
台風17号は10月1日にも伊豆諸島や関東に接近する可能性があるほか、台風18号は先島諸島から沖縄を暴風域に巻き込む恐れがあります。今後の気象情報に注意してください。
気象庁によりますと、台風17号(チェービー)は28日午後3時現在、小笠原諸島近海の北緯20度30分(20.5度)、東経143度05分(143.1度)にあって、1時間に20kmの速さで北北西に進んでいます。中心の気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は20m/s、最大瞬間風速は30m/sで、中心から北東側330km以内と南西側220km以内は風速15m/s以上の強風域となっています。
台風17号は今後発達しながら、29日午後3時には父島の南南西 約350kmの海上に進む見込みです。その後は速度を上げて北上し、1日午後3時には暴風域を伴って房総半島の東の海上に進む見込みです。
28日午後3時の予想では、台風17号が西よりのルートをとった場合、関東が暴風域に入る可能性がある見込みで、関東や東海、東北などでは暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安定となる恐れがあります。
一方、台風18号(クラトーン)は28日午後3時現在、フィリピンの東の海上の北緯18度10分(18.2度)、東経124度50分(124.8度)にあって、南西にゆっくりとしたスピードで進んでいます。中心気圧は996hPa、中心付近の最大風速は20m/sで、最大瞬間風速は30m/sとなっています。中心から390km以内が風速15m/s以上の強風域です。
台風18号はこの後もゆっくりとした速度で、発達しながら暴風域を伴って台湾や先島諸島周辺に進む見込みです。10月1日午後3時の時点では、中心の気圧が955hPaの強い台風となっていてい、最大瞬間風速は60m/sと予想されています。
気象庁が発表している10月3日までの予想では、3日午後3時時点で、沖縄本島の北の東シナ海に進むものとみられます。
台風本体の雨雲のほか、台風から離れていたとしても、外側の雲がかかったり、暖かく湿った空気が流れ込んだりする影響で激しい雨となるエリアがある可能性があります。今後の気象情報を注意してお過ごしください。
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