日本の南には29日、2つの台風があってともに北上しています。このうち台風18号は「強い勢力」に変わりフィリピンの東をゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。来月初めにかけ沖縄に接近する見込みですが、台風の動きが遅いため影響が長引くおそれがあり注意が必要です。
強い台風18号はゆっくりと北北西へ…
気象庁によりますと台風18号は29日正午、強い台風に変わりフィリピンの東をゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。中心から半径440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
▼台風の中心は24時間後の30日正午にはバシー海峡の半径80キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルが予想されます。予報円の中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。台風の中心が予報円に入る確率は70%です。
台風17号は小笠原近海を北上
台風17号は29日正午には小笠原近海にあって1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで中心の北東側390キロ以内と南西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
▼台風の中心は12時間後の30日午前0時には小笠原近海の半径85キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。
▼24時間後の30日正午時には父島の西約170キロの半径120キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。台風の中心が予報円に入る確率は70%です。
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