日本の南で発生した2つの台風は30日、北上を続けています。このうち、大型で非常に強い台風18号は、バシー海峡を1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいます。台風18号はこの後動きが遅くなり、雨や風の影響が長引くおそれがあります。

気象庁によりますと大型で非常に強い台風18号は、30日午後3時にはバシー海峡にあって、1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいます。

中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心から半径500キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。

▼24時間後の1日午後3時には南シナ海を中心とする半径65キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルが予想されます。予報円の中心から半径230キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

▼48時間後の2日午後3時には、南シナ海を中心とする半径155キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルが予想されます。予報円の中心から半径320キロ以内では、風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

▼72時間後の3日午後3時には、沖縄の南を中心とする半径260キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルが予想されます。予報円の中心から半径390キロ以内では、風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。台風の中心が予報円に入る確率は70%です。

台風18号の進路予測(30日午後3時)

台風17号は、父島の西北西約130キロを1時間におよそ25キロの速さで北へ進んでいます。

気象庁によりますと台風17号は30日午後3時、父島の西北西約130キロにあって1時間におよそ25キロの速さで北へ進んでいます。

台風17号の進路予測(30日午後3時)

次に台風の北上に伴う雨と風の動きを1時間ごとのシミュレーションで見ていきます。

雨と風のシミュレーション 30日午後5時~

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