気象庁によりますと、四国や本州付近にのびる秋雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本と東日本では大気の状態が不安定になり近畿や東海を中心に雨雲が発達しています。

午前11時までの1時間には、三重県紀北町に国土交通省が設置した雨量計で60ミリの非常に激しい雨を観測しました。

前線は4日にかけて停滞するため西日本と東日本では大気の不安定な状態が続く見込みで、局地的に雷を伴って、激しい雨が降るおそれがあります。

先月記録的な大雨で被害が出た石川県の能登地方でも、前線上の低気圧が近づくため夕方以降、強い雨が降って警報級の大雨となる可能性があります。

能登半島地震と記録的大雨の影響で少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあり、崖や沢には近づかないようにしてください。

気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」に注意するよう呼びかけています。

あたりが急に暗くなったり冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保するようにしてください。

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