24時間以内に台風19号発生へ 気象庁発表 小笠原近海の熱帯低気圧 

日本の南の海上には雲がまとまっているエリアがあり、7日午前の天気図では熱帯低気圧が2つ存在しています。

このうち小笠原近海の熱帯低気圧について、気象庁は7日9時、進路予想の発表を開始しました。24時間以内に台風へと発達することが予想されているためです。台風となれば台風19号となります。

このあと北上して日本の東海上を進むとみられています。台風としてはさほど発達する予想とはなっていません。

この台風19号になるとみられる熱帯低気圧については、アメリカやヨーロッパの予報機関でもすでに進路予想が発表されています。このあと発達する可能性があるのかなどを含めて見ていきましょう。

次の台風19号 アメリカ・ヨーロッパ予報機関も進路予想を発表中

アメリカ軍合同台風警報センター(JTWC)

予想では日本の東の海上を北上する予想です。最大風速の予想をみると発達のピークは日本の東の海上を北上したあととみられます。

アメリカ海洋大気庁(NOAA)

アメリカ海洋大気庁はアンサンブル予報の結果について発表しています。「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

アメリカ海軍が進路予想を発表している21Wについてのアンサンブル予想結果を公表しています。現時点の予想ではこのあと北上する予想ですが、日本列島に東の海上を北へと向かうため接近する可能性を示すデータはありません。

一方、NOAAはもう一つの熱帯低気圧についても90Wとして進路予想を発表しています。こちらはさほど発達せずに北東へ進む予想です。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)

ヨーロッパ中期予報センターもアンサンブル予報の進路予想を発表しています。現時点の予想では、アメリカやヨーロッパモデルともに日本列島に接近する可能性を示すデータはなく、日本の東の海上を北上していくとみらます。

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※台風の最新情報については気象庁発表する台風情報をご確認ください。

10月はまだ台風シーズン 平均3個以上発生して 日本列島に接近も

平年の値でみると、台風シーズンのピークは8月から9月ですが、10月でも発生個数は7月と同じくらいの個数があります。10月の平均発生個数は3.4個で、日本列島に接近する個数は1.7個となっています。

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