9日に行われた石川県の馳知事の会見によりますと、先月の記録的な大雨で、輪島市や珠洲市などの奥能登地域では、水田を中心に950ヘクタールほどの農地が冠水し、このうちおよそ400ヘクタールで土砂や流木が堆積するといった被害が出ました。
400ヘクタールのうち「大規模被害」とされる100ヘクタールは、川の流れによる浸食などで農地が原形をとどめない状態で、復旧には4年から5年以上かかる見通しだということです。
また、「中規模被害」の150ヘクタールは、大量の土砂が堆積し復旧には1年から3年程度かかる見込みです。
馳知事は「生産者にやる気を出してもらうためにも可能なところから早めに修復することが必要だ。作付けまでの半年で整備が進められるところを軸に復旧をお願いしたい」と述べました。
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