名寄市の天文台「きたすばる」が、11日午前3時半すぎに撮影した画像では、北の空がオーロラの光で薄い赤色に染まっています。
観測されたのは「低緯度オーロラ」というふだんより低い緯度で見られるもので、太陽表面で起きた「太陽フレア」と呼ばれる爆発現象による影響だということです。
北極圏や南極圏のオーロラの色は青や緑ですが、「低緯度オーロラ」はうっすらと赤く見えるのが特徴で、「きたすばる」の職員が肉眼でも確認したということです。
肉眼でも見えるオーロラを道内で観測したのは、ことし8月12日の夜に流星群とオーロラが同時に見られる珍しい現象が起きて以来です。
11日未明から早朝にかけて、SNSには道内各地でオーロラを目撃したという投稿が相次ぎました。
「きたすばる」によりますと、来年にかけて太陽の活動が活発化していくため、今後もオーロラを観測できる可能性があるということです。
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