先月、石川県能登地方で記録的な大雨が降り、輪島市の塚田川で大量の土砂や流木によって川底があふれる「土砂・洪水氾濫」が発生するなど、河川の氾濫によって広い範囲で被害が出ました。
こうした現場での護岸の修繕や土砂を取り除く工事について、国土交通省は二次災害のおそれがあり作業に高度な技術が必要だとして、国が県に代わって工事を行う権限代行によって復旧工事を進めると明らかにしました。
対象となるのは輪島市を流れる塚田川、南志見川、町野川、鈴屋川。
珠洲市を流れる珠洲大谷川のあわせて5つの河川です。
これらの河川ではすでに石川県による復旧工事が始まっていますが、今後は国が工事を引き継ぐということで早急に進めたいとしています。
また塚田川ではこれらの工事とは別に上流に土砂や流木を止める金属製のワイヤーネットを設置するなどの対策工事を行うということです。
国土交通省は「石川県や関係市町とも連携しながら、迅速な復旧復興に取り組んでいきたい」としています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。