気象庁によりますと日本の東の海上にある高気圧の縁をまわって流れ込む暖かく湿った空気や気圧の谷の影響で西日本の太平洋側や南西諸島では大気の状態が非常に不安定になり九州南部を中心に局地的に雨雲が発達しています。
鹿児島県肝付町付近ではレーダーによる解析で午後2時10分までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
また、肝付町の内之浦では午後2時半までの1時間に92.5ミリの猛烈な雨を観測しています。
これまでの雨で鹿児島県と宮崎県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
九州南部ではこのあと数時間は非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうにも注意するよう呼びかけています。
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