大型の台風21号 “非常に強い勢力”で沖縄接近 その後に本州直撃も

大型の台風21号は27日はフィリピンの東の海上にあって西へと進んでいます。このあと次第に発達して週明けには暴風域を伴うようになるとみられています

台風21号についての進路予想をみると、大きくは気象庁の予想と同じような傾向となっています。フィリピンの東海上で北寄りへと進路を変えてかなり発達させる予想となってきました。先島諸島の南の海上に達したときに最大風速は100ノット以上と予測されています。

ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります)

【画像で確認】今週末以降に“本州直撃”の可能性も 雨・風シミュレーション

アメリカ海洋大気庁(NOAA)

アメリカ海洋大気庁の台風21号に関するアンサンブル予報結果です。「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

まだ進路予想にかなりのバラツキはありますが、フィリピンの東海上で北寄りから次第に北東より経ろ進路を変えて本州付近を進む予想データが多くなっています。

ヨーロッパモデルも“本州直撃”の可能性を示唆

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)

ヨーロッパ中期予報センターによるアンサンブル予報結果です。南西諸島の南の海上までは西寄りへと進んだあと、進路を次第に北東寄りへとかえて、日本の南岸に接近する可能性を示しています。

※台風の最新情報については気象庁発表する台風情報をご確認ください。

【画像で確認】今週末以降に“本州直撃”の可能性も 雨・風シミュレーション

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。