「非常に強い勢力」沖縄地方に接近するおそれ

気象庁の観測によると、台風21号は、27日15時にはフィリピンの東にあって、1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。
台風は今後、発達しながら北上し、非常に強い勢力となって31日から11月1日頃に、沖縄地方に接近するおそれがあります。日本付近にある前線を刺激し、台風が離れていても大雨のおそれがあります。1日までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

台風21号は、27日15時にはフィリピンの東を1時間に20キロの速さで西北西に進んでいます。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルです。

気象庁の予想によると、台風21号は、28日15時にはフィリピンの東を1時間に10キロの速さで西に進み、中心気圧は980ヘクトパスカル、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メールの予想です。

29日15時には強い台風となって、フィリピンの東を1時間に10キロの速さで北西に進み、中心気圧は960ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メールの予想です。

30日15時には非常に強い台風となって、フィリピンの東を1時間に10キロの速さで北西に進み、中心気圧は945ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メールの予想です。

31日には「非常に強い勢力」で沖縄の南 最大瞬間風速65m

31日15時には非常に強い勢力のまま、沖縄の南に進み、1時間に15キロの速さで北北西に進んで、中心気圧は935ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メールの予想です。

1日15時には非常に強い勢力で、台湾の北の台湾海峡に進み、中心気圧は945ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、1時間位15キロの速さで北北西に進む予想です。

台風が離れていても大雨おそれ

台風21号の接近に伴い、沖縄地方では30日から11月1日頃にかけて、大荒れや大しけとなるおそれがあり、台風の進路等によっては、先島諸島を中心に31日から11月1日頃にかけて、警報級の大雨や高潮となるおそれがあります。

日本列島付近の前線に暖かく湿った空気が流れ込み、台風が遠くにあっても大雨のおそれがあります。画像で掲載している11月1日(金)までの雨・風シミュレーションでは、30日には西日本から東日本の広い範囲で雨が予想されていて、東海から関東には発達した雨雲がかかる予想です。台風の北上にともなって、1日(金)には九州や四国、中国地方などに発達した雨雲がかかる予想です。

台風の予報円が大きく、東よりに進むと九州に影響する可能性があります。今後の台風情報や大雨情報に注意してください。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。