台風21号(コンレイ)31日から11月1日頃にかけて非常に強い勢力で沖縄地方に接近するおそれがります。台風からまだ遠い地域でも間接的な影響で警報級の大雨となる可能性も。
2日頃には東シナ海で低気圧に変わっても、3日頃にかけて日本列島にかなり接近し、西日本から北日本の広い範囲で短時間強雨となるおそれがあります。今後の情報に注意が必要です。
台風21号 フィリピンの東で発達中
大型の台風21号は、28日午前9時現在、フィリピンの東にあって、1時間に10キロの速さで西北西に進んでいます。
中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。
また、中心の北側560キロでは、風速15メートル以上の強風域となっています。
台風21号の進路予想
台風21号は、今後も発達しながら北西に進み、31日から11月1日頃にかけて、非常に強い勢力で沖縄地方に接近するおそれがあります。
その後、進行方向を次第に北から北東方向に変え、2日頃には、東シナ海で熱帯低気圧に変わる見込みです。
台風21号から変わる低気圧は、3日頃にかけて、上空の強い西風=偏西風に乗って加速しながら北東方向に進み続け、日本列島にかなり接近したり、縦断したりするおそれもあります。
雨・風・波・高潮に関する防災事項
沖縄・先島諸島では、31日から11月1日頃にかけて、大しけや暴風となる所がある見込みです。
台風の進路等によっては、警報級の大雨や高潮となるおそれもあります。
また、31日から2日頃にかけては、台風または台風から変わる低気圧から遠い西日本でも、暖かく湿った空気の流れ込みが強まり、
間接的な影響で大雨・洪水警報が出される可能性があります。
さらに、3日頃にかけては、低気圧が近づくことよる直接的な影響により、雨・風が強まるおそれがあります。
大雨警報・洪水警報が出されなくても、雨・風がともに強まり、荒れた天気となる可能性がありますので、
今後の台風情報や、各地域の気象台が発表する防災気象情報に注意してください。
2日頃からは、台風が熱帯低気圧や温帯低気圧に変わる見込みですが、台風ではなくなるからといって油断しないようにしましょう。
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