あす7日(木)は二十四節気の立冬です。7日は暦に合わせるかのように寒気の流れ込みがピークになりそうです。北海道は平地でも積雪となる所があり、関東北部など本州の山も一部で雪が降りそうです。10日(日)頃からは一転、気温は平年より高い傾向です。ただ、雨のあとは急に寒くなることもあり、寒暖差に注意が必要です。
日本気象協会tenki.jpによりますと、7日は一時的に冬型の気圧配置となり、この時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。
上空1500メートル付近で0℃以下(山で雪が降る目安)の寒気が山陰付近まで、マイナス6℃以下(平地で雪が降る目安)の寒気は東北北部付近まで流れ込む予想です。北海道ではマイナス10℃前後と、12月上旬並みの寒気となるでしょう。
北海道では、きょう6日(水)の夜から日本海側やオホーツク海側を中心に雪の範囲が広がり、8日(金)頃にかけて断続的に雪が降りそうです。
平地でも積雪状態となる所がある見込みです。東北の日本海側から山陰は断続的に雨が降り、東北北部の平地も所々で雪が降りそうです。
標高の高い場所は7日朝にかけて雪の所も…
東北南部や北陸、関東北部の標高の高い所も、あす7日(木)の朝にかけて雪の降る所があるでしょう。シーズン初めの雪で、雪道の運転に慣れている方も注意が必要です。
晴れる所でも冷たい北よりの風が吹き付けて、体感温度が下がります。寒さの底は8日(金)の朝となる見込みで、東京都心や名古屋の最低気温は8℃と、暖房が欲しいくらいの冷え込みの見込みです。
最低気温が0℃未満の冬日は全国のアメダスの約2割ほどで、今シーズン初めて200地点を超える可能性があります。
9日(土)になると、本州の南まで前線が北上して、沖縄や九州南部から東海を中心に雨の降る所があるでしょう。
寒暖差が大きくなる…体調管理に注意を
10日(日)から11日(月)は前線上を低気圧が進むため、局地的に雨脚が強まりそうです。
北海道は別の前線が通過し、一時的に雨が降るでしょう。9日(土)以降は日ごとに気温が上がる傾向ですが、北海道は雨のあと再び冷たい空気に入れ替わります。日ごとの寒暖差で体調を崩さないようにしてください。
14日(木)と15日(金)は、九州から関東の太平洋側を中心に雨の降る所がある見込みです。
16日(土)から17日(日)にかけては、本州付近を前線が通過する可能性が高く、東北や北海道も一時的にザッと雨が降りそうです。18日(月)以降は、晴れ間の出る所もにわか雨にご注意ください。寒気が流れ込む北海道は、日本海側を中心に平地でも雪がちらつきそうです。
最高気温は、全国的に平年より高い日がほとんどで、九州から東海では23℃前後まで上がる日もあるでしょう。札幌は、18日(月)と19日(火)は8℃の予想ですが、これで平年並みです。最低気温も全国的に平年より高い傾向ですが、内陸を中心に氷点下の冷え込みが続く所もあるでしょう。
季節の進みはゆっくりですが、少しずつ冬が近づいています。暖房器具や冬服は、早めに準備しておきましょう。
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