気象庁によりますと、湿った空気が流れ込んでいる影響で沖縄県では大気の状態が非常に不安定になり、本島北部付近に発達した雨雲が次々と流れ込んでいます。

レーダーによる解析で沖縄県の国頭村東部付近と東村付近では午前5時20分までの1時間に、国頭村西部付近では午前5時半までの1時間にいずれも120ミリ以上、大宜味村付近でも午前5時50分までの1時間に、東村付近で午前6時半までの1時間におよそ120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表しました。

また、午前6時までの1時間には、国頭村に内閣府が設置した雨量計で159ミリの猛烈な雨を観測しました。

沖縄県と鹿児島県の奄美地方では10日夜にかけて激しい雨が降るおそれがあり、特に沖縄県では局地的に雷を伴って猛烈な雨が降るおそれがあります。

沖縄・奄美では9日、線状降水帯が発生し、鹿児島県の与論町に一時、特別警報が出されるなど記録的な大雨となって土砂災害や浸水などが相次ぎ、今も地盤が緩んでいる地域があります。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうに十分注意するよう呼びかけています。

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