輪島市の坂口市長は、16日、町野町の海岸に整備されている国道249号のう回路の工事現場を視察しました。
元日の地震の影響で能登半島北部の沿岸を通る国道249号は、今も一部で通行止めが続いていて、国土交通省が隆起して陸地となった海岸を利用して、新たな道路を整備しています。
視察を終えたあと、坂口市長は記者団の取材に答え、隆起した輪島市北部の海岸を、地震の大きさや教訓を伝える「震災遺構」として保全する考えを示しました。
この一帯は地盤が1メートルから4メートルほど隆起して新たな陸地ができていて、坂口市長は訪れた人が見て回れるようにサイクリングロードを整備する構想も明らかにしました。
坂口市長は「地震は残念なことで、大きな被害を受けたが、多くの人に地震の大きな影響と景色がどう変わったかを体験してほしい」と話していました。
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