福岡市の先週と今週の最高気温をグラフにしました。先週は20℃を超えていましたが今週は5℃ほど低くなり、九州全体でも同じ傾向です。(先週は実況の最高気温11日(月)~17日(日)/今週は予想最高気温18日(月)~24日(日))

冬型の気圧配置に変わり寒気が流れ込む

西に高気圧、東に低気圧の『西高東低の冬型』の気圧配置に変わってきました。全国的に寒気が流れ込み、北海道や本州の日本海側では雪に変わっています。

西高東低の冬型 日本海には寒気による筋状の雲が見られる

九州でも寒気の影響

きょう18日(月)の福岡や佐賀・大分では、日本海から寒気による雲が断続的に流れ込み、冬のような曇り空となりましたが、風下の熊本・宮崎・鹿児島では、晴れたところが多くなりました。

今シーズン初『カルマン渦』発生

18日(月)正午の東シナ海の気象衛星ひまわりの画像です(可視)。韓国のA『済州島(チェジュ島)』の風下で、Bは『カルマン渦』が発生しました。渦を巻いたような雲の列は、冬型の気圧配置で寒気が入り、北風のため風下で起きる現象です。

福岡県の詳しい予報

あす19日(火)も寒気の影響で、福岡地方や北九州地方では、はじめ雲が出やすく夕方から晴れでしょう。筑後地方や筑豊地方は晴れる時間が長いでしょう。福岡市は最低気温・最高気温ともに今シーズン最も低く、予想最高気温は12月上旬並みの15℃の予想です。北九州市の予想最高気温も12月上旬並みの14℃の予想です。

佐賀県の詳しい予報

あす19日(火)も寒気の影響で、唐津地区では雲が出やすく、晴れるのは夕方からでしょう。佐賀県南部は晴れる時間が長いでしょう。佐賀市は最低気温・最高気温ともに今シーズン最も低く、予想最高気温は11月下旬並みの16℃の予想です。

あさって20日(水)以降、寒気は少し弱まりますが、晴れるため放射冷却が強まり、朝はひとケタの気温が多くなるでしょう。早霜に注意してください。

長崎県の詳しい予報

あす19日(火)も寒気の影響で、北部の海に面している、平戸・松浦地区、壱岐対馬や五島では雲が出やすいでしょう。他の地域は晴れる時間が長いでしょう。長崎市は最低気温・最高気温ともに今シーズン最も低く、予想最高気温は11月下旬並みの16℃の予想です。

大分県の詳しい予報

あす19日(火)も寒気の影響ではじめ雲が出やすく、晴れるのは昼前からでしょう。大分市は最低気温・最高気温ともに今シーズン最も低く、予想最高気温は12月上旬並みの14℃、きょうよりも4℃低い予想です。

あさって20日(水)以降、寒気は少し弱まりますが、晴れるため放射冷却が強まり、朝はひとケタの気温が多くなるでしょう。寒気が再び強まる23日(土)・24日(日)は寒くなるでしょう。

熊本県の詳しい予報

あす19日(火)も寒気の影響はありますが、高気圧に覆われて晴れるでしょう。きょう18日(月)の熊本市は今シーズン初めて20℃に届かず、19.7℃の最高気温でしたが、あす19日(火)の最高気温はさらに3℃下がりそうです。

宮崎県の詳しい予報

あす19日(火)も寒気の影響はありますが、高気圧に覆われて晴れるでしょう。宮崎市は最低気温・最高気温ともに今シーズン最も低く、予想最高気温は12月上旬並みの17℃、きょうよりも5℃も低い予想です。

あさって20日(水)以降、寒気は少し弱まりますが、晴れるため放射冷却が強まり、朝はひとケタの気温が多くなるでしょう。寒気が再び強まる23日(土)・24日(日)は寒くなるでしょう。

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