豪雨災害から2か月の21日、被害が大きかった輪島市では、大手通信会社の「NTTドコモ」がボランティア活動を始めました。

全国から集まった20人の社員が参加し、社会福祉協議会の担当者などから説明を受けたあと、スコップなどを使って住宅や側溝に流れ込んだ泥などを運び出す作業にあたっています。

会社によりますと、豪雨災害の被災地で復旧作業の人手が足りないことを受けて、グループ全体でボランティアに協力することを決めたということです。

石川県は、本格的な雪の時期となる12月中旬までに、輪島市と珠洲市、それに能登町で住宅の土砂の撤去を終えたいとしていて、そのためには、延べ2万人のボランティアが必要だということですが、11月4日までに、実際に活動したのは半数ほどにとどまっているということです。

参加した20代の社員は「被災地のボランティア活動には、個人でも参加したいと思っていましたが、会社が手続きや準備などをしてくれたので参加しやすかったです。被災地の復旧が少しでも進めばと思います」と話していました。

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