伊藤復興大臣は21日、福島市の福島復興局を訪れて職員に訓示し「復興は着実に進んでいる一方、復興のステージが進むにつれて課題は多様化している」と指摘しました。

その上で、帰還困難区域での避難指示の解除や、原発事故後の除染で出た土の最終処分などの課題に触れ「多岐にわたる課題に応えていくには、これまで以上に被災者のニーズをきめ細かく把握し、丁寧に寄り添っていくことが必要だ。福島に住んでよかったと思える未来をつくりだしていこう」と呼びかけました。

このあと伊藤大臣は記者団に対し、「原子力災害で被災した12の市町村すべてを訪問したが、自治体によってさまざまな課題がある。きめ細かく要請を聴きながら対応したい」と述べました。

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