珠洲市正院町の農家、皆口英樹さん(44)は、地域の特産でもある「能登すいか」のほか、イチゴなどを育てていますが、能登半島地震で畑に地割れができたり、地盤が沈下したりして農業ができなくなりました。

農地が1メートルほどにわたって沈下したところもあり、補助金のほか、クラウドファンディングで資金を募り、業者に整地をしてもらいました。

本来は、土に保水力があり、大きくて甘い「能登すいか」ができるということですが、まだ畑の状態はよくなく、塊のようになっている土もありました。

それでも、皆口さんは家族と一緒に丁寧に農機具でスイカの苗を植えたり、土をかぶせたりしていました。

順調に進めば、7月の下旬には収穫できるということで、およそ3600玉の出荷を目指しています。

皆口さんは「皆さんの助けがあって植えるところまで来ました。不安な気持ちもありますが、毎年購入してくださる皆さんに『ことしもおいしかった』と言ってもらえるように頑張ります」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。