志賀原発2号機は2011年から運転を停止していて、再稼働の前提となる審査が2014年から続いています。

審査では、焦点となっていた敷地内の断層について、去年「活断層ではない」とする北陸電力の主張が認められ、議論の対象が敷地周辺の断層に移ったばかりでした。

12日は、能登半島地震のあと初めての審査会合が開かれ、北陸電力は、地震による舗装の亀裂や地盤の沈下が合わせて79か所あったものの、地震後に掘削調査などを行ったところ、敷地内の断層に新たな割れ目などは確認されず、動いた痕跡は確認されなかったと説明しました。

また、周辺の活断層についても動いていないとしました。

これに対し、規制側は、北陸電力の説明はおおむね理解できるとしたうえで、今月中にも現地調査を行い、敷地内の断層の状況について確認する方針を伝えました。

志賀原発2号機の審査をめぐって原子力規制委員会は、敷地内の断層以外にも、能登半島地震で新たな知見があれば反映させる必要があるとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。