10日は寒暖差の激しい1日でした。東海地方は各地で冷え込みが強まりました。午前5時半頃の岐阜・高山市。朝日に照らされて輝いているのは…霜です。

上空の寒気や放射冷却の影響で、10日朝の東海地方は各地で冷え込みが強まり、最低気温は、高山市荘川町六厩(しょうかわちょう むまや)で、氷点下3.4度と、山間部では、最低気温が0度を下回る「冬日」になった所がありました。高山市の市街地周辺でも0.7度と4月上旬並みの冷え込みに。

(地元の人)
「寒くて冬仕様です」
(横浜からの観光客)
「ここまで体にくる寒さとは思わなかった」

そして、名古屋も。

(桜沢信司気象予報士)
「日差しがまぶしい。日なたは暖かいが空気ひんやり。服装は上着きている」

名古屋でも最低気温が9.6度と、4月10日以来1か月ぶりに気温が一桁まで下がるなど各地で季節外れの冷え込みに。

(街の人)
「(布団から出て)起きるの嫌だった」
「最近ジャケットを脱いでいたが、久しぶりに羽織った」

一方で日中の気温はうなぎのぼり。最高気温は名古屋で24.6度、岐阜・高山市では25.1度と夏日に。朝との気温差は名古屋で「15度」、高山では「24度」を超えました。

朝は上着やストールを身に着ける人が多く見られましたが、昼間は半袖の人が目立ちました。1日の寒暖差は11日も激しくなる見込みで、体調管理に注意が必要です。

週末の寒暖差は?

では、明日11日はどうなるのか。11日も最低気温なんですが、10日よりも若干上がるところが多くなります。ただ最高気温は高めなので、また25度前後まで上がって、名古屋寒暖差13度、岐阜12度、高山は11日も18度と激しくなりそうなんです。

この状態が11日だけではなくて、しばらく続く見通しで、「週間寒暖差」を見てみると、予想最高気温が名古屋は、25度以上という日も出てきます。

最低気温も15度前後ということで、寒暖差は11日だけではなくて、来週14日(火)は16度から26度まで上がって10度。15日(水)が13度、16日(木)が11度、17日(金)が10度、厳しい日が続く見通しです。

「寒暖差疲労」症状・対策は?

(桜沢気象予報士)
この寒暖差で体調を崩している方いませんか?もしかするとそれは「寒暖差疲労」かもしれません。こんな症状です。頭痛、めまい、肩こり、胃腸の調子が悪い、倦怠感。若狭さん、ありませんか。

(若狭キャスター)
私は5月6日(月)にお休みしました。胃腸が悪かった。それは娘のウイルス性の胃腸炎をもらったんですが、寒暖差疲労ではないかもしれませんけどれも、ちょっとね疲れやすいというのは実感してます。寒暖差疲労かもしれませんね。

(桜沢キャスター)
ではどうしたらいいのか、対策を愛知医科大学客員教授の佐藤潤さんに伺いました。それによりますと、まずは“三つの首”を温める。首、手首、足首、これは体温を下げすぎないことが大事だということなんです。

さらに寝る1時間ほど前に、ぬるめのお湯に15分から20分ほどゆっくり浸かって少し汗をかくくらいに。そうすると睡眠の質も良くなって体調不良に至らないという。

また日光に当たると、セロトニンという物質が出て、自律神経が整うといわれています。元々この自律神経が過剰に働いてしまうということで、体調が悪くなってしまうということなので、ぜひこういったことを心がけて、週末も楽しんでいただければと思います。

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