インドネシア政府によりますと、11日、スマトラ島の西スマトラ州で鉄砲水や洪水が発生し、多数の住民や住宅が巻き込まれました。

政府はこれまでに少なくとも37人の死亡が確認されたほか、18人が行方不明になっているとして、救助を急いでいます。

被害が出た地域は去年12月に大規模な噴火を起こしたマラピ山の周辺に位置し、激しい雨で堆積していた火山灰が泥流となって流れ出たとみられるということです。

現地からの映像では、広い範囲で住宅地が浸水し、路上にがれきが散乱している様子が確認できます。

避難した男性は「洪水は突然発生し、至る所に水が流れ込んだ。制御不能の状態だった」と話していました。

インドネシアでは5月3日にも南スラウェシ州で洪水や地滑りが起き14人が死亡していて、相次ぐ災害に政府は警戒を強めています。

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