気象庁によりますと、14日は西日本から北日本にかけての広い範囲で高気圧に覆われ、午前中から強い日ざしが照りつけたため気温が上がりました。

日中の最高気温は
▽大分県日田市で29.8度
▽甲府市で28.1度
▽熊本市や兵庫県豊岡市で27.9度
▽福岡市や京都市で27.4度
▽福島市で27.2度
▽北海道帯広市で26.1度と
25度以上の夏日となったほか、多くの地点でことし最も高くなりました。

また、東京の都心で24.8度を観測するなど、各地で5月下旬から7月下旬並みの暑さとなりました。

15日も東日本や北日本を中心に気温が上がる見込みで、日中の最高気温は
▽福島市と山形市で28度
▽京都市や福井市、長野市、盛岡市で27度
▽高松市、前橋市、秋田市で26度
▽東京の都心や大阪市、鳥取市、札幌市で25度と予想されています。

まだ、暑さに体が慣れておらず、14日は熱中症とみられる症状を訴え医療機関に搬送されたケースがありました。

15日も気温の高い日が続くため、体調の管理に注意してください。

大分 日田 最高気温29.8度 真夏日一歩手前に

大分県日田市では14日、日中の最高気温が7月上旬並みの29.8度と、真夏日の一歩手前まで上がりました。

江戸時代の町並みが残る観光地、豆田町では訪れた観光客が日傘を差して歩いたりソフトクリームをほおばったりして、季節外れの暑さをしのいでいました。

福岡県から訪れた女性は「やはり日田の暑さはすごいです。朝は寒かったのに初夏のようです」と話していました。

北海道 帯広でことし初の夏日 半袖姿で歩く人も

北海道の帯広市ではことし初めてとなる夏日を記録し、街では半袖姿で歩く人の姿が目立ちました。

JR帯広駅前に設置された温度計は、午後1時半の時点で27度を示し、通りかかった人が写真を撮影していました。

シンガポールから観光で訪れたという60代の男性は「シンガポールも30度くらいの気温ですが、とても暑いです。記念に写真を撮りました」と話していました。

町なかではアイスクリームを片手に半袖姿で歩く人の姿もみられ、京都府から旅行で訪れたという女性は「今、帯広に着いたばかりですが暑くて驚いています。駅に着いてすぐにアイスが食べたくなりました」と話していました。

東北地方 気温上昇 宮城と岩手でことし初の夏日に

仙台管区気象台によりますと、14日の東北地方は午前中から高気圧に覆われて晴れたところが多く、各地で気温が上がりました。

14日、日中の最高気温は
▽福島市で27.2度
▽岩手県宮古市川井で26.4度
▽宮城県の鳴子温泉で25.8度
▽山形県飯豊町の高峰で25.5度などと
東北地方にある気象庁の154の観測地点のうち、秋田県を除く東北5県の36か所で25度以上が観測されました。

宮城県と岩手県ではことし初めての夏日となりました。

仙台市青葉区にある桜の名所「西公園」は、14日も大勢の花見客でにぎわいましたが、午前中から気温が上がり日傘で日ざしを避けたり半袖になってかき氷を食べたりする人の姿が見られました。

家族と花見をしていた30代の男性は「暑いですが桜もきれいで春と夏を同時に楽しめます」と話していました。

東北地方は15日も晴れて気温が上がる見込みで、日中の最高気温は
▽秋田県横手市で29度
▽山形市や福島市で28度などと予想されています。

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