平成16年、2004年7月13日、新潟県内は記録的な大雨となり、6つの川で堤防が決壊して住宅およそ1万4000棟が水につかる被害を受け、15人が亡くなりました。

このうち9人が亡くなった三条市では26日、信濃川の河川敷で消防団や警察、それに自衛隊など500人が参加して水防訓練が行われました。

訓練は大雨で川の水かさが上がり堤防が決壊するという想定で行われ、はじめに国土交通省の職員らが車で河川敷を移動し、水位や堤防に異常がないか確認しました。

続いて、消防団の団員らが、シャベルを使って土のうを作り積み上げたほか、堤防が崩れたり水がしみこんだりするのを防ぐためのシートを張る訓練を行いました。

また、日本赤十字社が救護所を開設し、簡易ベッドを準備してけが人を受け入れる態勢を整える訓練などが行われました。

訓練を主催した北陸地方整備局信濃川下流河川事務所の松崎竹史副所長は「これから出水期を迎えるにあたり、洪水対応の準備を進めていく。今後もイベントなどを通じて地域の防災意識の向上に取り組んでいきたい」と話していました。

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