宮崎県内は今夜からあす日中にかけて、線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があり、気象台が土砂災害などに厳重に警戒するよう呼びかけています。(27日午後5時現在)

宮崎地方気象台によりますと、県内では活発な前線が通過する影響で、今夜遅くからあす昼過ぎにかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、広い範囲で大雨となるおそれがあります。雨と風の予報のシミュレーションは画像で確認できます。

気象庁は、これまで地方ごとに発表していた線状降水帯の半日前予測について、あすから府県ごとに発表する予定でしたが、前線に伴う大雨が予想されるとして、きょうから運用を開始。

宮崎県に今夜からあす日中にかけて「線状降水帯」が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があると発表しました。

特に、あす明け方から昼前にかけてピークとなる予想で、きょうからあすにかけて予想される1時間降水量はいずれも多いところで北部、南部の山沿いで70ミリ、南部平野部で60ミリ、北部平野部で50ミリとなっています。

また、あす午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多いところで北部、南部の山沿いが250ミリ、平野部が200ミリで、線状降水帯が発生した場合は局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

(福岡管区気象台気象防災部 永田和也気象防災情報調整官)
「警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報などの情報を発表する可能性もあります。今後の気象台の発表する情報や地元自治体の発令する避難情報等に留意していただければと思います」

気象台は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。

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