岸田首相は17日、首相官邸で観光立国推進に向けた閣僚会議を開き、コロナ後インバウンドが急速に回復している状況について、「このペースで進めば2024年は2025年の目標を前倒しし、訪日客数、消費額とも過去最高を達成できる見通しだ」と述べた。

17日に公表された訪日外国人客に関する統計によると、3月は過去最高の308万人が日本を訪問した。

このペースが続けば、コロナ流行前の2019年に最高となった年間3188万人の外国人訪問客を上回る見通しとなった。

さらに岸田首相は、観光立国の観点から「三大都市圏に偏在している外国人宿泊を地方に分散し、持続可能な観光地域作りを加速していくことが喫緊の課題だ」と述べた。