氷見市の漁港近くにある土産物店は、店主の川嶋裕美子さん(64)が休業中だった店の再開を検討していたやさきに能登半島地震が起き、被害にあいました。

店の前の地面に亀裂が入ったほか、建物の屋根瓦が崩れたり、壁に穴が開いたりする被害があったということです。

店では復旧工事を進めてきましたが、このほど完了したことから2日午前9時に営業を再開し、地元の常連客や観光客などが次々に訪れると、店主と会話を楽しみながら買い物をしていました。

店主の川嶋さんは営業再開を記念して、店内で氷見特産のブリをテーマにした替え歌を披露し、客らは手拍子をするなどして楽しんでいました。

川嶋さんは「地震で被害を受けましたが前向きに頑張っていくので、ぜひ多くの人に氷見市に来てほしい」と話していました。

岐阜県から観光で訪れた60代の女性は「亀裂が残る氷見市内の道路を見ると改めて地震の大きさを感じます。この土産物店も頑張ってほしいです」と話していました。