「どじょうすくい」の聖地がリニューアルです。指定管理者の撤退や老朽化に伴う改修などを理由に約1年間休館していた島根県安来市の安来節演芸館が、正式に営業を再開しました。

26日に開かれたリニューアルの記念セレモニーでは、安来市の田中市長など関係者約30人が出席し、新たな門出を祝いました。そして舞台ではお馴染みのどじょうすくい踊りも披露されるなど、安来節保存会による公演があり、訪れた観光客が唄や踊りに見入っていました。
2006年に開館した安来節演芸館は、新型コロナの影響で来館者が大きく落ち込み、2023年3月に東京の指定管理者が撤退。加えて照明や空調設備の老朽化に伴う改修も必要だったことから約1年2か月休館していました。その後、米子市の企業が指定管理者に決まり、一部の空調設備を改修したほか、エントランスホールに新しくテーブルや椅子が設置されました。市は、観光客だけでなく市民が集まる場所としても活用していく考えです。

安来市・田中市長:
神楽であったり、芝居であったり、市民が気軽に寄れること、そのことを喜んでおりますし、市民もこの演芸館を大切にしたいという思いがあると思います。我々も応援していきたいと思っています。

市は、指定管理者と相談した上で舞台照明のLED化や音響設備などの改修も検討。島根を代表する郷土民謡の発信拠点として、より一層活用していきたいとしています。

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