来年の被爆80年に向け広島市は、映像の中の被爆者がAIを使って様々な質問に肉声で答える装置の製作におよそ6800万円を計上し6月議会の補正予算案に盛り込むことが分かりました。

広島市が補正予算案に盛り込むのは、AIを使った「被爆証言応答装置」の事業費、6820万円です。

この装置は、質問に含まれる単語などからAIで内容を分析しあらかじめ撮影した被爆者のインタビューから適切な「答え」を選んで再生するもので、広島市が進める被爆体験を語り継ぐための新たな取り組みとなります。

市は、被爆者5人にインタビューの協力を要請していて、被爆80年となる来年7月の完成を目指すことにしています。
広島市は、事業費を含む補正予算案などを6月定例議会に提案し、審議されることになります。

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