経済アナリストの森永卓郎さんがラジオ番組「Changeの瞬間 - がんサバイバーストーリー - 」(TBSラジオ・ABCラジオ)に2週に亘って出演し、「原発不明がん」との闘病を振り返りました。
森永さんはかつて "22時間連続労働で1日も休まない暮らしをほぼ10年間続けました" と振り返り、その後糖尿病に。完治してからも通っていた検査で "最近体重が落ち気味だから人間ドックを受けて" と勧められ受診したところ "動脈の周りにモヤモヤ" が見つかって、がんの疑いになったと語りました。
しかし結局のところ原発巣は確定できず「原発不明がん」として治療に取り組むことに。"親玉がどこにいるか分からないので、そのがんを攻撃することはできない。そうすると自分の免疫を高める方法しかない" と明かしました。
その一方で、司会者より "精神的な原動力" について訊かれると、森永さんは "本を書き上げること" "レギュラー出演しているラジオのリスナーからは「勝手に死ぬな」「降りるのは許さない」という連絡が山のように来る" "20数名のゼミ生を選んでおいて放り出すわけにはいかない" と、様々な方面から「生き残る」ことを迫られたと振り返りました。
森永さんは、昨年11月に「来年の桜は見られない」という見解を受けたものの、今年の春に家族で近所の湖で花見をして "やったぜ。生きてたぜ" と喜んだことを語りました。さらに出版社の社長から "がんの話を絶対読みたい" と迫られて「がん闘病日記」を一気に書き上げたこと、自身の畑を近所のおじさんたちが集まって植え付けをしてくれたおかげで "メロンとスイカも収穫できる" となったことなども語りました。
そして司会者から、同様に闘病しているリスナーたちへのメッセージを請われ、"諦めたら終わりだ。常に明るく前向きに、行けるとこまで行くぞ" と朗らかに張りのある声で思いを伝えていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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