俳優の福士蒼汰さん、松本まりかさんが、映画『湖の女たち』完成報告会に大森立嗣監督とともに登壇しました。
映画は、介護施設での不審死を発端に、登場人物の愚かさと愛おしさ・汚れとイノセンスの両面をまっすぐに見すえ、人間という存在の本質を問いかける、衝撃的な映画体験をもたらすヒューマン・ミステリーです。
今回、社会通念を逸脱した難役に挑んだ、ダブル主演の福士さんと松本さん。福士さんは、“映画が完成した報告ができるという喜びを感じております”と、しみじみ挨拶しました。
作品や役柄について、松本さんは、“頭で理解しようとすることは非常に難しかった。頭で理解しようということをやめました”と、役作りの難しさを告白。福士さんの役と自身の役との関係性についても、“これを愛と呼ぶのか、なんと呼ぶのか、それはわからない。こんなに言語化できない愛の形ってあるんだなと思いました”と、思いを巡らせました。
難しい役柄を演じた2人は、今回が初共演。お互いの印象を聞かれた福士さんは、“愛情深い人だなと思いました”と話し出しますが、“セリフ以外ではしゃべらず、笑顔も向けず。(その方が)役と似た関係を作ることができるんじゃないかと思って、会話はゼロでした”と、意外な撮影エピソードを明かしてくれました。
一方の松本さんは、福士さんの印象について、“爽やかな好青年のイメージだったので、(今回の役を演じることが)想像がつかなかった。実際に撮影が始まったら怖かったですし、変な色気もありましたし。この人の笑顔とか優しさとか見たくないって私自身も思っちゃって。私も私で、福士さんからはすごく距離をとって、目も合わせないような”と、回想。
撮影当時の関係性が明らかになったところで、福士さんが、“本来ぼくは、すごくにこやかな人間なので、どう思われてるのかなって”と、不安を口にすると、松本さんは、“嫌いでした”と一言。“私、福士くんと合わないなぁ〜って思って。嫌いが行くとこまで行って、(逆に)求めてしまうような状況”と続ける松本さんに耐えられなくなったのか、福士さんが、“(撮影から離れたあとに会った)本当の僕はどうだったんですか?”と聞くと、松本さんは、“役を抜けた福士さんのことは、めちゃくちゃ好感。「こんなにしゃべりやすいの?めっちゃいいじゃん福士蒼汰!」って”と手のひらを返して笑いを誘いました。
そんな松本さんが、福士さんに、“私とのシーン以外の撮影では笑っていたと聞いて、衝撃!”と話すと、大森監督と一緒になって、“(2人で)ご飯も行っちゃったりしてました”と盛り上がる福士さん。撮影中ずっと1人で過ごしていたという松本さんが、“ちょっと待ってください!そんな余裕あったんですか?”と思わず立ち上がりますが、“ご飯は食べるもんじゃないですか”と諭して会場を笑わせる福士さんでした。
【担当:芸能情報ステーション】
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