英国を拠点に文化や男女関係などさまざまな観点で日本を批評した作家マークス(旧姓志村)寿子さんが15日、ロンドンの自宅で死去した。88歳だった。体調を崩して療養していた。後見人が明らかにした。
1936年、東京生まれ。71年に渡英。76年に小売り大手マークス・アンド・スペンサー創業者の孫マイケル・マークス男爵と結婚し、男爵夫人の称号と英国籍を得た。その後離婚した。
日英文化の比較を主な研究テーマに、エセックス大講師や秀明大教授を務めた。
主な著作に「英国貴族になった私」(86年)、「大人の国イギリスと子どもの国日本」(92年)、「日本はなぜここまで壊れたのか」(2006年)。(共同)
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