男性舞踊家でつくる「飛輪の会」(島袋光尋会長)による第22回「飛輪の舞」公演が6日、那覇市久茂地のタイムスホールで開かれた。組踊「姉妹敵討」や那覇大綱挽(ひき)を題材にした舞踊「綱挽口説」などを上演した。主催は同会、共催は沖縄タイムス社。

 「姉妹敵討」は、女性があだ討ちをするという組踊では珍しい設定の物語。2人の姉妹が武芸を修行し、父の無念を晴らすまでを丁寧に描いた。観劇した眞喜志朝太さん(36)は「初めて見たがとても面白かった。細かいところまで演じられていて、悪役が迫力があった」と話した。

 「綱挽口説」は綱挽に関わる男性たちの心意気を若手舞踊家が群舞で表現した。(社会部・真栄里泰球)

(写図説明)緊迫感ある立ち回りを見せた組踊「姉妹敵討」=6日、那覇市・タイムスホール(金城健太撮影)

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