映画「九十歳。何がめでたい」祝公開前日祭舞台挨拶が行われ、主演の草笛光子さんはじめ、唐沢寿明さん、真矢ミキさん、藤間爽子さん、LiLiCoさん、宮野真守さん、木村カエラさん、前田哲監督が登壇しました。
本作は直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、昨年100歳を迎えた作家・佐藤愛子さんのベストセラーエッセイ集「九十歳。何がめでたい」を実写化した作品。「老い」や「現代社会」に対する歯に衣着せぬ物言いと、独特なユーモアで老若男女の共感を呼び込み、たちまち社会現象を起こした作品です。
作家の佐藤愛子役を演じた草笛さんは "楽しい映画になっているはずですので、映画館でぜひご覧ください" と挨拶。公私ともに問題を抱える大手出版社の編集者・吉川真也役を演じた唐沢さんは、"仕事と家庭はうまくいっております" と役柄にかけた自己紹介で会場を笑わせました。
さらに唐沢さんは "90歳で映画主演された方は、草笛さんが初めてです" と持ち上げると、草笛さんは "本当なの?同じ歳じゃないの?" と、お茶目にとぼけて見せました。
映画の見どころについて、唐沢さんは《草笛さんのマシンガントーク》を挙げ、"驚きましたよ(劇中トークも)あんなに返せませんよ。もっと若い俳優でも返せない俳優はいっぱいいますから" とほめ称えました。
また前田監督も、"この映画はいろんな奇跡が重なってできました。何より90歳の役を90歳の草笛さんが演じきってくれた。皆さんこれ吹替無し、AIじゃないし、肌修正も無しですからね" と胸を張りました。さらに草笛さんを指して "これ本物ですから" とイジリつつ、"2か月間、たまに寝坊して遅刻されてましたけど、元気に撮り終えた事は奇跡です" と熱演を賞賛しました。
さらに締めの挨拶でも前田監督は、"元気をもらえるこの映画、全ては草笛光子さんという太陽のような女神のような、ちょっと憎たらしい面もあるけどチャーミングな大女優のおかげ。かつて銀幕のスター、今はモンスターとも言えますけど、よろしくお願いします" と感謝の言葉を贈りました。
草笛さんも笑顔で "私も90歳になりました。90歳、よろしくどうぞ" と満場の観客に呼びかけました。
【担当:芸能情報ステーション】
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