今年も折り返しの７月に入った１日、愛媛県西条市にある西日本最高峰の石鎚山では、雨の中、恒例のお山開きを迎えました。
１日の石鎚山。西日本最高峰の頂きには雲がかかり、今年のお山開きの天気はあいにくの雨。それでも…
信者：
「（石鎚山は）自分を守ってくれる神様だと思っている」
ほら貝の雄々しい音色が響くなか、７合目の成就社では今年のお山開きに約３００人の信者らが集まりました。
男性の信者：
「今年はにぎやかですね。ここ２～３年コロナ（禍）だから少なかったですが、今年は多くて盛大に（お山開きが）出来ると思います」
石鎚神社では午前６時半から神職や総代、信者の代表らで神事が行われ「仁」「智」「勇」の御神像が収められた木箱が信者らに渡されました。
信者たち：
「エイ、エイ、オー！エイ、エイ、オー！」
境内では御神像を背負った信者をロープで引く隊列が威勢よく練り歩き、お山開きの気分を盛り上げて、１９８２メートルの頂へいざ出発。古くからのしきたりでこの日だけ山に登れない女性たちは、大きなうちわや旗を振り見送りました。
女性の信者：
「待ちに待ったお山開きです。最高です」
石鎚山のお山開きの行事は７今月１０日まで行われ、今年の期間中はコロナ禍で減っていた信者や登山愛好家が回復傾向のため、例年の半分にあたる約１万人の人出を見込んでいます。
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