越前市出身の絵本作家かこさとしさんは、子供の頃の七夕での思い出が強く、以来、七夕の行事をずっと大切にしてきたそうです。それにちなんで7月1日、越前市の「かこさとしふるさと絵本館」で親子向けの七夕まつりが行われました。
   
かこさとしさんは子供のころ、七夕の季節に、家族で短冊を笹に結ぶ「こより」を作ったことなどを、大切な思い出として著書に記しています。
  
1日は、ふるさと絵本館「らく」で七夕のイベントが開かれ、親子約20組が参加しました。会場では、市の職員やボランティアが七夕にちなんだ物語の紙芝居を披露したり、織姫や彦星の衣装をまとって写真撮影をするなどし、親子で楽しみました。
 
参加者は「七夕などのイベントごとを子供に楽しませてあげようと思って来た。当日は七夕っぽいごはんを作ってあげられたらと思っている」などと話していました。
    
また、オリジナルの短冊に思い思いの願い事をつづりました。「子供の歯がまだ生えていないので、強い歯が生えておいしいものたくさん食べられますように」などと話しながら、短冊を笹に結びつけていました。
 
笹は7日まで展示されたあと、越前市内のお寺で短冊を「お焚き上げ」する予定です。

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