サイバー攻撃による大規模システム障害が起きている出版大手KADOKAWAは3日、子会社のドワンゴが運営する通信制「角川ドワンゴ学園」の在校生らの個人情報が「漏洩(ろうえい)した可能性が高い」と発表した。

 流出したのは、N中等部、N高校、S高校の在校生、卒業生、保護者の個人情報。

 ドワンゴは、このほかに同社が取引するクリエーターや個人事業主および法人との契約書、同社の元従業員が運営する会社の情報、ドワンゴの全従業員の個人情報、関係会社の従業員の個人情報、法務に関連した社内文書が流出した可能性が高いと確認しているという。

 角川ドワンゴ学園の関係者のクレジットカード情報については、同学園でデータを保有していないため漏洩は起こらないと説明した。

 対象者には個別におわびを伝えるとともに、学園関係者向けの問い合わせ専用窓口(https://qa.nicovideo.jp/helpdesk?category_id=984)を設置した。(真田香菜子)

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