俳優の松平健さん(70)が6日、明治座「松平健 芸能生活50周年記念公演」の初日公演を行い、終演後会見を行いました。
公演の第一部は、松平さんの代表作「暴れん坊将軍」を舞台版としてコミカルな演出で上演。第二部は歌謡ショー「マツケン大感謝祭~歌って踊って~オーレ!」で会場を沸かせました。
この日、客席には片岡愛之助さん・藤原紀香さん夫妻や剛力彩芽さんらも訪れていました。
「暴れん坊将軍」は八代将軍・徳川吉宗が身分を隠し「貧乏旗本の三男坊・徳田新之助」となって庶民に紛れ、悪を成敗する時代劇。
冒頭、いつも通り街へ繰り出そうとすると、側用人・田之倉孫兵衛から「上様、徳田新之助になって街に出るのは、しばしお控えください」とたしなめられると「そうか、ならば今日は“片岡愛之助”で行く」とアドリブを入れ、会場の笑いを誘っていました。
初日公演を終えた松平さんは、“久しぶりに「暴れん坊将軍」をやらせていただきましたが、いつもと違った演出でコミカルな部分がたくさんあり、今までにない経験でした”と感想を述べました。
3時間におよぶ舞台で、歌唱、踊り、殺陣と目まぐるしい舞台を務めた松平さん。その体力に驚いた報道陣に対し、“そんなこと無いですよ。息を殺しているんです。だから踊った後の静かな歌というのは本当に大変で。立ち回りの後のセリフも相手がしゃべっている間に整えているんです”と謙遜気味。
また、今年5月に亡くなった「マツケンサンバⅡ」の振り付けなどで知られる真島茂樹さんについて聞かれると、“残念でした。今日も彼は後ろで踊っていてくれていたと思う。寂しいですよね、やっぱり。舞台稽古とかステージングをいつも彼がやっていたので、それがいなくなったので…今思うと貴重な存在でしたね…”と真島さんへの哀悼の意を表しました。
さらに芸能生活を振り返り、“50年、長いようで気持ち的にはあっという間でした。前を向いて歩いているので、あとはやっぱり支えはお客様なので笑顔で見てくれて応援してくれると、それが次の活力になります”とファンへ感謝を述べました。
最後に、七夕を翌日に控えたこの日、願い事を聞かれると、“今は健康が第一なので、今は80歳まで歌って踊れたらいいなと思ってやっています”と答えました。
【担当:芸能情報ステーション】
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